住宅建築予定地の地盤調査結果が出ました!
木造3階建ての建築予定地の地盤調査を行いました。結果はあまり良いものではありませんでした。
地盤調査は必須です!
家や建物を建てる前に、その土地の地盤がどの程度の建物の重さに耐えられるかを調査することを地盤調査と言います。
今や住宅建設業界では、当たり前になりました。
品格法の制定により新築住宅の10年保証が義務付けられ、10年保証の為の保険加入が必須になり、保険に入るためには建築着工前に地盤調査が必須となりました。
木造3階建てを建築する際は地盤改良も行う必要があるので、地盤調査の結果により地盤改良の工法が決まります。
地盤調査の結果は?
調査方法はスクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)で、住宅建設では一般的な試験方法です。
ビルマンションでは、櫓を造って行うボーリング調査ですが、住宅の場合は貫入10mくらいまでなので、ボーリング調査より簡易な機材で1宅地5か所調査します。
表層から70cmくらいは盛土の粘性土で、その下3mくらまで砂質土と粘土性の混ざった感じでさらにその下10mまで粘性土でした。途中に水位も見えました。
今後は建築計画している建物の全耐荷重を計算して、その重さに耐えられる土地に改良しなければなりませんので、改良方法を決めます。
地盤には地域性があります
今回調査した地域は横浜市のみなとみらいエリア(埋立地)から地下鉄ブルーラインに沿った地域です。
途中JR関内駅がありますが、関内駅から海側が関内で地下鉄ブルーライン側が関外です。
古い話ですが、関は関所という意味です。
江戸時代まで遡ると土地の歴史が見えてきました。
丁度、調査地の阪東橋駅の隣に吉野町駅があり、横浜開拓の守護神である日枝神社があります。
江戸時代は田畑の多いエリアで川に挟まれた地域でよく川が氾濫していたようですが開拓により宅地化されました。
地質にもその名残があるのかもしれませんね。
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