不動産売却一括査定からの中古マンションの売却事例
最近は条件を絞って売却一括査定をしているので査定数はかなり少なくなりましたが、売却一括査定も行っております。
査定依頼する方も依頼される方も使いづらくなった「不動産売却一括査定」
10年前は横浜市南区などのエリアでは一つの不動産売却サイトで不動産会社3社程度の登録だったので、今のようにギスギスしてなくてゆったりしてました。
3~4年前ぐらいから1エリアに対して6~10社の不動産会社の登録になり、早いもの勝ちのような状態が続いています。そして売れる可能性が低い高値査定が増えています。
1物件の査定依頼に対し、最大6社までの依頼ができる売却一括サイトがありますが、依頼主のお客様が選定していない不動産会社にまでお客様情報が届くようなミスも多かったです。
不動産会社にしてみれば査定依頼が来ればスグに電話をします。
お客様にしてみれば選定していない不動産会社からも連絡が来て迷惑です。
最近では電話の代行会社まで現れました。不動産会社への営業支援だそうです。当然不動産会社は代行会社にお金を払います。
査定依頼が来るだけで売却一括サイトの運営会社にもお金を払います。
そして査定依頼をしたお客様へは、連絡が取れるまで電話攻勢が始まります。
電話代行会社は最大30回は電話をするそうです。
査定依頼と売却依頼は違いますので、例えば最大6社に査定依頼が来ると5社は売却依頼はもらえません。
選ばれた1社に売却依頼までたどり着いても、実際に売れて成約になって初めて仲介手数料の成功報酬があります。
不動産売却一括査定から売り上げに繋げるのは長い道のりです。
仲介手数料の値引きなどできるわけありません。
直ぐに売らない方へは、最大2年間のメール攻勢が待っています。
内情を知ったら、もう怖くて売却一括査定に頼めません。
売る気はないけど、今の売却相場を知りたいだけという依頼人が一番困ります。
依頼人は電話攻勢を受けて、不動産会社は売る気のない依頼人の為に一括査定の運営会社に広告費の支払いをしなければなりません。
2日間で6社の訪問査定
事前に査定書を送って、最大6社から3社程度に絞ってから訪問査定というケースが多いですが、今回は6社共に訪問査定となりました。
人柄の良い売主さんで、断り切れなかったようです。
1日で6社の訪問査定は大変なので、2日間に分けての訪問査定となりました。
弊社は1日目の3番目となり、訪問させていただきました。
駅近のマンションで近隣売却事例も多いので、各社売却査定価格は大差はつかないだろうと予想していました。
お客様宅に訪問して話を聞いていると、1社目の会社と専任媒介契約を締結したというのです。
6社の訪問査定の約束をして、各社の話も聞かずに1社目の不動産会社と専任媒介契約を結ぶとはどういうことなのか。
売主に話をよく聞くと、専任媒介契約を理解していないのです。
専任媒介契約は解消できるので、6社すべての話を聞いてから結論を出してもらうよう説得しました。
それでも1社めの会社が良ければ、売主様の自由ですので仕方のないことです
驚いたのは、1社目の不動産会社は最大手の不動産仲介会社だったのです。
後から、別の不動産会社が訪問することを分かっていながら、我先にと専任媒介契約を結ぶとは驚きでした。しかも売主様は理解できていない様子。
2日間、6社の訪問査定が終わったあとに私に連絡をもらえました。
相性が良かったのか、私に依頼したいとの連絡です。
嬉しいのですが、1社目との専任契約を解消してもらわなくてはなりません。
弊社から相手不動産会社に解消の申し入れはできないので、売主様に行ってもらわなければならいのです。
上司から大目玉を食らうのでしょうか、大手不動産会社の担当者も必死です。
会社の規定で解約できないとか、訳の分からないことを言われて、専任媒介契約を解消するのに売主様は2時間も拘束されたそうです。
挙句の果てには、脅し文句まであったようで完全にNGな会社になりました。
大手不動産会社の担当者もどうしちゃったんでしょうかね。
結局6社の査定はすべて横並びだったようですが、相性って大事ですね!
一刻も早く電話をした方が良いとか、相場より高く査定書を書いた方が良いとか・・・
何かオカシイと思う。
当然ながら、相場価格で売りに出しているので1ヶ月で売却先決定となりました。
めでたしめでたし!
■売却事例
名称:ネオマイム横浜阪東橋
所在:横浜市南区高根町4丁目23番7号
交通:ブルーライン「阪東橋」駅徒歩2分
専有面積:65㎡
築年:1997年(平成9年)築
間取:3LDK
構造:鉄筋コンクリート造10階建て
総戸数:57戸
会社概要
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