横浜にあったフェンスの向こうのアメリカ
横浜の中区、南区、磯子区を跨ぐ約43万平方メートルにも及ぶ広大な敷地
「根岸住宅地区」をご存じですか?
ここ、数年前まではアメリカでした。
現在は誰も居住していませんが、この広大な敷地と建物は以前のまま残っています。
今日は、そんな「根岸住宅地区」を紹介します♪
日本の中のアメリカ
この「根岸住宅地区」には、在日アメリカ海軍やその家族が住んでいました。
ブルーライン線 阪東橋駅より徒歩15分、稲荷坂を登り切った丘の上にあります。
フェンスで囲まれたその先には、日本とは思えぬ広い敷地に
いくつものアメリカンハウスが立ち並んでいます。
私が小さいとき(恐らく7歳とかかな?)は、敷地のゲートが開いていて
普通に中に入ることができました。
(たぶん…いや、入っちゃダメだと思いますけど…)
日本では見たことない遊具や、見慣れない住宅にわくわくしました!
しかし、友達と遊具で遊んでいたら、そこに住んでいるアメリカの子供に
追いかけられました。笑
あの時は殺されるんじゃないかとものすごく焦り、猛ダッシュで逃げましたよ。笑
いつからかゲートが閉まるようになってしまい、立ち入ることができなくなりましたね。
(当たり前ですけどねwww)
パスポートはいりません♪
そんなゲート内に、びくびくしながら入らなくても
堂々と入れる日があったんです!
年に一度、「米親善根岸フレンドシップデー」なるものが開催され
中に入れるんです♪
また、夏には「日米親善 米海軍根岸住宅地区盆踊り祭り」も開催されていました。
フレンドシップデーでは、アメリカンフードの出店や吹奏楽演奏、
隣接する米軍消防署の消防車に乗れたりと、大人も子供も楽しめるイベントでした。
ここで売っている アンソニーピザ“Anthony’s Pizza”が絶品!
アメリカンサイズで大きく、サラミとオリーブの相性が抜群!!
また食べたいなー。
どんな跡地利用が良い?
そんな根岸住宅地区も、2015年に中に住んでいた軍人やその家族は
すべて退去し、どんどんと返還が進んでいます。
そして、この広大な敷地の跡地利用について議論がされています。
隣接する「根岸森林公園」の拡張をし、住宅地を整備、
市立大学医学部と市大付属2病院の再整備が最有力候補らしいです。
公園の拡張と、住宅地は良いとしても、山の上に病院か~。
すごい上り坂だし、循環バスとかで行くようになるのかな?
そもそも、どちらの病院も平坦地にあるのに、わざわざ山の上にしなくても…。
まぁ、実現するにしても、まだまだ時間がかかりそうですね。
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