家を売る時に室内を片付けたり、不用品処分したりと見栄えを良くしたいですが、どこまでする必要があるのか、ハウスクリーニングした方が良いのかについてまとめてみました。
家の中が片付かない物件
売却のご依頼を何百件も頂いてきましたが、どうにも片付けようがないというお宅もありました。
家財が多くて片付かないのと汚れがひどいのとは違います。
設備の劣化や建物の汚れは不動産査定に影響しますが、家財が多くて散かっているだけならそれほど査定には関係ありませんが、売りづらいのは正直なところ。
売りづらければ高く売れません。
過去には購入者が内覧に来ても引くほどの売家もありました。
一般の方には売れなくて不動産買取会社に買ってもらうことになり、当然ながら価格は安めにするしかありませんでした。
もったいない話です。
家を売る事を決めたら断捨離の良い機会です。
引越先に持っていかなそうな物はできるだけ処分しましょう。
高く売るには売主様の協力も必要です!
売主様にとっては大事な家財かもしれないので、処分してほしいとは中々言えませんし、費用が掛かることもあります。
引越先で使わなそうな物は、リサイクルや粗大ごみで処分しましょう。
日常使わないものは、クローゼットや押入れに仕舞い、入りきらない物は処分した方が良いでしょう。
内覧希望者の方が来る前は、テーブルやカウンターに出ているものは、仕舞いましょう。
テーブルの上に何も無い方が広く清潔に見えるので良いです。
家を売るのにハウスクリーニング必要?
売却の状況によっては、空室で売りに出すこともあります。
その場合は必ずハウスクリーニングした方が良いです。
建物の広さや汚れ具合にもよります。
クリーニング業者に依頼すると数万円は掛かりますが、効果は数十万に匹敵するでしょう!
中にはクリーニング業者並みに綺麗にしている売主様もいらっしゃるので、その際は不要です。
空室でもかなり古い建物の場合は、ハウスクリーニング業者に依頼しても、見栄えに対して費用対効果は薄いと考えられるので、ご自身で出来る範囲で行うのが良いと思います。
残置物にエアコンがある場合は、エアコンクリーニングは必要ありません。
買主から処分してほしいと要望されることもありますし、買主が使用する場合は買主負担でエアコンクリーニングしてもらいましょう。
居住中の場合は、隅々まで行うことは不可能なので、中途半端にハウスクリーニング費用を掛けても効果は薄いですので、ご自身で出来る範囲で頑張りましょう。
まとめ
内覧の時はお客様を招き入れる気持ちでお迎えしましょう。
そこは不動産会社任せではダメです!
買主からすると、これから住む家になるので、印象をよくしたいものです。
●水回りを整えて不要なものは仕舞う
●浴室の床は乾拭きしておく
●室内の電気は全て付ける
●カーテンを開けておく
●玄関の靴類は仕舞っておく
●事前に窓を開放して空気の入替をしておく
●布団は畳んでおく
●テーブルの上には極力ものを置かない
●エアコンをつけておく
など、できるだけ行っていただきたいことがあります。
売主様と不動産会社がタッグを組んで売る努力が高値売却の秘訣です!