自宅前の道路の段差を解消しよう!費用は?方法は?

自宅の前の道路との舗道の段差なくせないの?」と考えたことありませんか?

車庫を作って車を入れたいのに入れられない…」なんてことありますよね!

段差解消するのにいくらかかる?

手軽に段差スロープ作るなら!

手軽に段差スロープ
手軽に段差スロープ

段差スロープは、「段差解消」や「つまづき防止」に役立ちますよね!

ホームセンターやオンラインショップなどで手軽に購入することができます♪

重量も軽いものもあり、高さは1㎝~15㎝くらいまでの範囲で売ってます。

段差に合わせて接合し設置するだけで、価格は1万円以内と非常にリーズナブルです。
ですが、道路に上記のようなスロープを置くのは道路法に違反するって知ってました?

ここで注意が必要なのが、道路にこのようなスロープを設置することは、道路法に違反する可能性があるのです。

この理由は、排水を妨げたり歩行者の通行を阻害することになるためです。

車道と敷地の間の「L型」のブロックのような形をしている物を、「L字溝」といいますが、この「L字溝」の下は雨水の排水路として機能しています。

この「L字溝」は、道路上の雨水や雪の排水を促進するためにあり、スロープが排水の流れを妨げると、道路法違反になる恐れがあります。

L字溝雨水排水
L字溝雨水排水
L字溝雨水排水
L字溝雨水排水

道路法違反にならないためには舗道を切り下げる

そもそも道路との段差が20cm以上もあったら、市販の段差スロープじゃ間に合いませんので、舗道を切り下げるという方法があります。

切下げ工事は、民間の土木会社でできます。

市区町村の土木事務所に建築図面などを持って、この場所に車庫を作りたいから歩道を切り下げたい」などと相談します。

土木事務所の担当者が現地調査して、問題がなければ工事許可をもらって、切下げ工事開始です。

クルマ1台が通れる幅3mであれば、工事日数は1日工事ですので、翌日には車の出入りができるようになりますが、土木事務所の完了検査が必要です。

舗道切断
舗道切断
掘削
掘削
歩道傾斜確認
歩道傾斜確認
敷き均し転圧
敷き均し転圧

舗道の切下げにいくらかかるの?

クルマ1台入ればよいのであれば、車幅3mくらいですと、費用は約40万くらいです。

上記の写真は、約6m幅を切り下げましたので、60万掛かりました。

わざわざ広くしたのではなく、もともとの計画では、舗道を3メートル幅で切り下げる予定でした。

しかし、問題が一つありました。

歩道の一部が1メートル幅しかないため、この幅で切り下げを行うと、歩道の傾斜が非常に急になってしまうのです。

歩行者の安全と快適さを考慮すると、この急な傾斜は避けるべきでした。
そこで、より緩やかな傾斜を確保するためには、舗道の切り下げ幅を広げる必要がありました。
この変更により、計画されていた3メートルよりも広い範囲での工事が必要になり、結果として追加の費用がかかることになりました。

このケースは、舗道工事の計画において、単に空間の大きさだけでなく、周囲の環境や歩行者の利便性も考慮する必要があることを示しています。

ホームセンターの段差スロープとは金額が雲泥の差ですが、自己都合の自費工事なので仕方ありませんけど、土地評価も高くなるかもです。

これはダメです

自費工事の意味が違います

勝手にL字溝をセメントで馴らしてしまったようです

見つかったら罰則

まとめ

このブログでは、家の前にある道路の段差をどのように解決するかを掘り下げました。

段差スロープは、その手軽さとコストの低さで多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、法的な側面や排水の問題、歩行者への影響など、考慮すべき点もあります。

一方で、段差が大きい場合や法的な課題を回避したい時には、舗道の切り下げが優れた解決策となることがあります。

この方法は専門的な知識と市区町村の土木事務所との連携が必要で、コスト面では段差スロープよりも高くなる可能性があることに留意が必要です。
特に、歩道の構造に応じて作業範囲を広げる必要がある場合、追加費用がかかることもあるようです。

最後に、自宅前の道路段差をどう解消するかについては、「段差スロープ」と「舗道の切り下げ」のどちらかを選択することが検討されました。

それぞれの方法には長所と短所があり、どの解決策を選ぶかは、個々の状況や要件によって変わるかもしれません。

経済的な側面、実行のしやすさ、法的な制約など、さまざまな要素をゆったりと考慮しながら、どの道を進むかを慎重に考えることをおすすめします。