物価高が続く昨今…せめて、少しでも節約できればと考えている方は多いと思います。
まずは、全国の平均的な水道料金を確認してみましょう。
総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、
水道光熱費の総世帯全国平均は1ヵ月当たり20,398円です。
それぞれ…
電気代は10,559円、
ガス代は4,547円、
灯油などその他の光熱費は1,202円、
そして水道代は4,091円です。
支出の平均値が244,231円なので、水道光熱費が8.5%を占めることになります。
また、水道光熱費の割合としては電気代が52%と半分以上を占め、ガス代が22%、続いて水道代が20%となります。
地域や一世帯の人数によって変わってはきますが、少しでも安く出来たらいいですよね。
そこで今回は、水道光熱費の中でも「水道代」について節約のコツをご紹介します!
水の出しっ放しをしない
水の出しっ放しは、水道代を大幅に増やす原因となります。歯磨きや洗顔、手洗い、食器洗いなど、ついつい水の出しっぱなしになっていませんか?
例えば、キッチンで食器を洗う際に、水を5分間流し続けると約60リットルの水を使用します。
これは、2リットルのペットボトルが30本分にもなります。
用途 | 使い方 | 使用量 |
歯磨き | 30秒間 流しっぱなしの場合 |
約6L |
洗面・手洗い | 1分間 流しっぱなしの場合 |
約12L |
シャワー | 3分間 流しっぱなしの場合 |
約36L |
食器洗い | 5分間 流しっぱなしの場合 |
約60L |
洗車 | 流しっぱなし の場合 |
約90L |
上の表のように、日々何も考えずに流しっぱなしにしていると、とっても水を無駄に使っているのが分かりますね。
水を出しっぱなしにしないためにも、下記↓の方法を参考にしてみてください。
◆歯磨きの時は水をコップに汲んで 歯をみがく時に30秒間流しっぱなしにすると、約6リットルの水を使用します。 しかし、コップに汲んだ水だけで歯磨きをすると、約0.6リットルの使用量で済むので約5リットルの節水になります。 |
◆洗車はバケツに汲んだ水で 車1台の洗車の際に、ホースからの流し洗いだと約90リットルの水を使用します。 しかし、バケツに汲んだ水で洗うと約30リットルで済むので、約60リットルの節水になります。 |
◆食器や野菜は溜め洗い 先ほどの例にも書いたように、食器を洗う際、水を流しっぱなしにすると5分間で約60リットルの水が流れていきます。水を流しながら野菜や食器を洗うと、必要以上に水を使ってしまいます。 これを「洗い桶」などを使って溜め洗いをすると、無駄な水が流れず約20リットルほどで済みます。 |
節水シャワーヘッドを使う
シャワーはついつい流しっぱなしにしがちなことが多いと思います。
節水するなら見逃せないポイントですよね。
お風呂は水道だけでなくガス代の節約にもなるので、節約に期待したい場所です。
シャワーはこまめに水を止めながら使用することも大切ですが、節水効果の高い節水シャワーヘッドに交換することで水道代を節約することができます。
節水シャワーヘッドに交換するだけで、通常の63%も節水できるものもあるそうですよ!!
このような↑でサイトでは、節水力などを総合的に比較して紹介しているので
どの節水シャワーヘッドがいいか悩んだ際に参考にしてみるのもいいですね!
お風呂の残り湯を洗濯や掃除に使う
一般的なお風呂のバスタブにお湯を溜めると、約180リットルほどになります。
お風呂に入り、バスタブのお湯を利用すれば多少は減りますが、それでもたくさんのお湯が残るかと思います。
これを使わずに流してしまうのは勿体ない…
出来ればこの残り湯を洗濯や掃除に活用したいところですよね。
◆衣類の洗濯に使う場合の注意点
・入浴後なるべく早く使う 残り湯は時間が経てば経つほど雑菌の繁殖が進みます。 また、残り湯が温かいうちのほうが汚れ落ちの効果も高いので、入浴後なるべく早く使いましょう。 ・残り湯は洗いのみ、すすぎは水道水を使う 残り湯には汚れや雑菌があるので、「洗い」のみに使用し、「すすぎ」は綺麗な水道水を使いましょう。 ・入浴剤の入っていない残り湯を使う 入浴剤の入っている残り湯を洗濯槽に入れてしまうと、洗濯機の故障になりかねません。また、入浴剤の色移りが起こる場合があるので、洗濯をする際は入浴剤の入っていない残り湯を使いましょう。 ・なるべくお湯を汚さないように 湯船に入る前に体を洗ったり、浮いている汚れなどがあればあらかじめ取り除いたりして、なるべくお湯を汚さないようにしましょう。 |
◆お風呂の掃除に使う方法
1.バスタブの温かい残り湯に1カップ程度の重曹を入れます。 2.洗面器やイス、おもちゃなどのバスグッズも一緒に入れます。 3.そのまま一晩放置します。 4.翌日、バスタブ内の水を捨てて、バスタブやバスグッズをスポンジで軽くこすりシャワーで洗い流します。 ゴシゴシこすらなくても、比較的簡単に汚れを落とすことができるので、とっても楽に掃除ができます。 |
お風呂は一緒に入るor続けて入る
お風呂を家族一緒に入ることは、節水に効果的な方法のひとつです。
一人ずつ入ると、次に入る人のときにはバスタブのお湯が減ってしまい、足し湯が必要になります。
また時間が経ってから入ろうとすると、お湯の温度が下がってしまい、先ほどと同様に足し湯や追い焚きが必要になって、水だけでなく、ガスも消費することになります。
ただし、家族の人数やライフスタイルによっては、家族一緒に入ることが難しい場合もあります。
その場合は家族のスケジュールを調整して、できるだけ連続してお風呂に入るようにし、足し湯や追い焚きする回数を減らすのも効果的です。
洗濯の回数を減らす
多くのご家庭では、毎日洗濯をしていると思います。
家族も多く、洗濯物の量が多い場合は毎日洗濯をしないといけませんが…
もしそうではない場合、洗濯の回数を減らすことも、節水には効果的です。
洗濯の回数を減らす
多くのご家庭では、毎日洗濯をしていると思います。
家族も多く、洗濯物の量が多い場合は毎日洗濯をしないといけませんが…
もしそうではない場合、洗濯の回数を減らすことも、節水には効果的です。
洗濯物の量が少ない日は洗濯をせず、次の日の分と一緒に洗濯することで1日分の洗濯に使う水を節水することができます。
ただ、洗濯する回数を減らそうと洗濯物を詰め込みすぎてしまうのは良くありません。
洗濯槽にギュウギュウに詰め込むと水流が発生しにくくなり、水も電気も余計に使うことになり、汚れ落ちも悪くなります。
では、洗濯物の量が多く、毎日洗濯する場合はどうしたらいいのでしょうか?
洗濯機の容量に合わせて洗濯する 洗濯機の容量よりもたくさんの洗濯物を入れてしまうと、洗い・すすぎの工程で余分な水を使用します。洗濯機の容量に合わせて洗濯物を入れることによって、水の使用量を節約することができます。洗濯物を入れる目安としては、洗濯機に入る量の8割程度が理想です。 洗剤を適量使用する 洗濯物を綺麗にしようと、適量より洗剤を多く入れても洗浄力が上がるわけではありません。多ければすすぎの際に余分な水を使用してしまうこともあります。多く洗剤を入れていた人は、適量にすることで水道代も洗剤代も節約できますね。 洗濯モードをつかいこなす 汚れがひどくない場合は、洗濯機の「短時間コース」や「省水コース」を使用すると、水を節約することができます。洗濯に使用する水の量だけでなく、洗濯にかかる時間も短縮できるので、電気代の節約にも効果的です。 洗濯機の「すすぎ1回」コースを使用する 通常の設定だと「すすぎ」は2回行われています。これを「すすぎ1回」の設定にすることで、水の使用量を節約することができます。「すすぎ1回」や今では「すすぎ0回」なんて書かれている洗剤が販売されているので、お気に入りを見つけてみてください。 |
これらの方法を組み合わせることで、より効果的に節水することができます。
トイレの大小レバーを使いわける
ご自宅のトイレの洗浄レバーやボタンに「大」「小」と書かれていますか?
これは字のごとく
「大」は大便用洗浄
「小」は小便用洗浄の意味です。
「大」のほうが「小」よりも流れる水の量が多くなっており、メーカーや機種、節水タイプであるかどうかによって変わってきますが
「大」レバーで6~8リットル
「小」レバーで4~6リットルほどの水を使用します。
「大」と「小」では1回あたり約2リットルほど水の量が違います。
小便なのに「大」のほうで流していませんか??
一般的に成人の1日の排尿回数は4~7回とされ、
大便は1日に1~2回とされています。
1日に5~9回ほど使うトイレを、全部「大」レバーで流すのと、「大」と「小」を使いわけるのとでは大きな差が生まれます。
小レバーで問題ない場合には小レバーを使うよう心がけたいものです。
少しでもお得に!横浜で水道代の節約を成功させるコツのまとめ
いかがでしたか?
横浜で水道代の節約を成功させるコツをご紹介しました。
水道代を節約するメリットは、大きく分けて2つあります。
経済的
水道代は、生活費の中でも比較的大きな割合を占めるため、節約することで家計の負担を減らすことができます。
環境的
水は、限りある資源です。水道代の節約は、水資源の有効活用にもつながります。
いきなり大幅な節約をしようとすると、続かずに挫折してしまう可能性があります。
まずは、小さなことから始め、徐々に節水の意識を高めていきましょう。
洗面台で歯磨きをするとき、歯磨き粉を吐き出すときには、水を止めるようにする。お風呂でシャンプーをするときには、お湯を足すタイミングを計るなど、日常生活の中で、ちょっとした工夫を心がけましょう。
水道代の節約は、家族みんなで協力すること・簡単な工夫で大きな効果が期待できます。
ぜひ、今回紹介した方法を参考に、水道代の節約に取り組んでみてください。