相続準備対策のために自宅を売却して現金と新しい自宅に分けた事例
所有者様の年齢も80代後半になり資産は不動産だけという状況で、金融資産と不動産に分けておきたいとの事です
住替え先は借金なし購入して、現金を多く残したいご要望でした。
品川区小山の伝統ある邸宅地
かつて洗足駅一帯は洗足田園都市と呼ばれ、かの渋沢栄一によって立ち上げられた住宅地開発会社「田園都市株式会社」によって開発された高級住宅地であり、理想的な住宅地として分譲された地域です。
近年の土地価格上昇により土地だけでも2億の評価になります。そこに建物を新築するとなると購入予算は2億5千万から3億近くになるかと思われます。
景気拡大局面とはいえ、そこまでの予算をお持ちの購入者はなかなか現れないと考え、分割譲渡の方が売却坪単価が高く売れるはずなので、建物解体と確定測量を行なう方法をとりました。
売主様には、住替え先の選定を行って頂く必要があったので、通常より売却期間が長くはなりましたが住替え先にもご満足いただけたようです。
確定測量は、接道する公道が国の所有になるので、一般的に官民査定となり3か月程度の時間を要します。官民査定を行う際は、売却期間を考え早めに取り掛かることをお勧めします。
しかしながら、測量には費用が掛かるため弊社にて費用の立替サービスを行っております。
今回もそうでしたが、高額評価の不動産は所有しているが、現金資産は少ないという方もいらっしゃると思います。
年金収入だけなのに固定資産税等だけで年間50万円以上も税金が払っているなんていうこともあります。
旭化成ヘーベルハウスの既存建物
所在:品川区小山
交通:東急目黒線「洗足」駅徒歩5分
東急大井町線「北千束」駅徒歩11分
土地面積:292.73㎡(88.55坪)
建物;昭和51年築 軽量鉄骨造2階建
接道:6M公道
用途地域:第一種低層住居地域
成約のポイント
売主様のご自宅は、品川区と目黒区にまたがる高級住宅地
地名のとおり小高い丘のある地域で元々は、東急不動産の分譲地です。
分譲当時は1区画300坪程度でしたが
土地価格が上昇し、相続などにより分割譲渡され
小さい区画では今や30坪程度になりますが
それでもかなり高額な不動産価格になります。
売主様のご希望は、とにかく高く売ることです。
相続により取得した土地ですが
「将来子供たちに資産を残したい気持ち」と「相続対策」を
行っておきたい気持ちがありました。
折角の整形地ですが、自宅建物が道路側配置に建っているために
土地の全景が見えにくい事と、分割譲渡も視野に入れて
自宅売却前に住替え先の購入をして頂きました。
自宅建物の解体工事を行い
一括売却、分割売却のどちらも対応できるようにしたことにより
早期高値売却に成功しました。
解体費用、測量費用は弊社にて売却完了まで立替をさせて頂きました。
会社概要
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