さかけん通信

– 2025年8月号 –

このところ、父は家で横になっている時間がずいぶん長くなりました。
母からの連絡でも「今日はほとんど寝てたよ」という日が増えています。
年齢を重ねるにつれて、少しずつ生活のリズムがゆったりしてきたようです。

それでも、三食のリズムだけは変わりません。
朝8時、昼12時、夜18時。
母は決まった時間に食事を用意し、父はゆっくりと食卓に座ります。
わが家のダイニングは、いまや一日三回オープンする小さな定食屋
まるで“わが家食堂”が一日三回開店しているみたいです。(笑)

夏の台所はまさに戦場

そんな母の毎日は、夏になるとさらに大変です。
窓の外からはセミの声が全力で響き、エアコンと扇風機をフル稼働させても、台所はまるで小さなサウナのよう。
想像するだけで、こちらまでじんわり汗が出そうです。

帰省しているわけではありませんが、母の電話から情景は手に取るように浮かびます。
トントンと包丁の音、鍋の湯気、扇風機の風に乗る夏の匂い。
ああ、あの家の台所の空気だな、と遠くからでも思わず想像してしまいます。

そうめんとセミの全力応援

先日、母が電話でうれしそうに話してくれました。

「お昼にそうめんを出したら、お父さんが『うまいな』って言ったのよ」

そうめん

その一言で、私はすぐに光景が浮かびました。
父はゆっくりとそうめんをすすり、母は横で小さくうなずく。
そして、その横で…セミが休まず全力応援中!

まるで家族の静かな昼ごはんに、外から夏が実況中継をしているようです。

離れていても届く、夏の家の空気

電話を切ったあと、なんとなく自分も麦茶を一口。
冷たい麦茶が喉を通ると、不思議と実家の夏の匂いと音が少しだけ届いた気がしました。
父はまたゆっくり横になり、母は次の食事の準備。
そして外では今日も、セミの大合唱が元気いっぱいに響いています。

セミの声と麦茶の冷たさが、なんとも言えず「夏だな」と感じさせます。
そんなことを思いながら、次に帰ったら一緒にそうめんでも食べようか――
なんて考えています。

横浜の不動産に関するお問い合わせはリアルスクエア株式会社へ。空き家の売却・相続した不動産の売却・借地、底地の売却・住み替えによる売却・離婚、財産分与の売却・土地、マンション、戸建ての売却



月1回発行「さかけん通信」

発行人:坂本 賢一(さかもと けんいち)
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・不動産コンサルティングマスター

昭和41年午年生まれの58歳。
家族は妻と義母の3人暮らし、息子はひとり暮らしはじめました。
川崎市出身ですが、横浜在住30年になります。
趣味は、「神社仏閣巡り」と「ゴルフ」に「温泉」で旅行のたびにセットで廻ってます。

好きな言葉:凡事徹底、急がば回れ
星座:(ナイーブな)おとめ座
干支: 丙午(ひのえうま)生まれだけど馬刺し大好き(^^)

お住まいや不動産でお困りの方いませんか?

家の不具合や実家の心配事、ご友人で困っている方がいたら教えてくださいね。
困ったときに相談できる相手がいると安心感が違いますよね。
私自身も周りの方に支えられていると感じることが多く、そのありがたさを実感しています。
私も少しでもそんな存在になれたら、と思いながら日々過ごしています。