皆さん、ご自宅の近くに空き家になってしまっているお家ってありませんか?
そのままにしておくのはもったいないと思いつつ、どうすればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、そんな空き家を有効活用できるかもしれない、とっても面白い取り組みが横浜市にはあるんです。
それがマッチング制度!
このブログでは、横浜の空き家を新しい形で活用できるマッチング制度について、わかりやすくご紹介します。
「空き家を貸したいけど、どうすればいいの?」
「こんな風に活用したいんだけど、相談に乗ってほしい」など、あなたの疑問にお答えします。
横浜の街を一緒に盛り上げていきましょう!
- 1. 横浜市の空家問題とマッチング制度の背景
- 1.1. 横浜市が抱える空家問題
- 1.2. マッチング制度導入の背景と目的
- 2. マッチング制度の仕組みと流れ
- 2.1. 制度の概要
- 2.2. マッチングまでの流れ
- 2.3. 制度を利用するメリット
- 3. 空家の活用事例の紹介
- 3.1. 南区中村町:おもいやりハウス
- 3.2. 港北区師岡町:カフェ&ランチ Flatふらっと
- 3.3. 港南区日限山:サロットひぎり
- 4. 制度を利用する上での注意点とサポート体制
- 4.1. 制度の対象となる空家
- 4.2. 空家・空地を活用してほしい方(空家の所有者)
- 4.3. 空家・空地を活用したい方(活動団体・事業者等)
- 5. まとめ
横浜市の空家問題とマッチング制度の背景
横浜市が抱える空家問題
横浜市では、近年、空き家の増加が社会問題となっています。少子高齢化や都市部への人口集中など、様々な要因が重なり、多くの家が空き家となってしまっています。放置された空き家は、景観の悪化や治安の悪化につながるだけでなく、防災上のリスクも高めるという問題を抱えています。
マッチング制度導入の背景と目的
このような状況を改善するため、横浜市では、空き家と新たな活用をしたい人々を繋ぐ「空家活用のマッチング制度」を導入しました。この制度は、空き家を有効活用することで、地域社会の活性化や都市の再生を目指すことを目的としています。
例えば、空き家を地域活動の拠点にしたり、芸術・文化の創造的なスペースにしたり、新たな事業のスタートアップ拠点にしたりするなど、様々な活用方法が考えられます。マッチング制度を通じて、空き家が地域活性化の核となり、街に新たな活気を与えることを目指しています。
マッチング制度の仕組みと流れ
制度の概要
横浜市の空家活用のマッチング制度は、空き家の所有者と、その空き家を有効活用したい団体や事業者をつなぐ架け橋となる制度です。
横浜市が仲介役となり、お互いの希望や条件をすり合わせ、円滑なマッチングを目指します。
マッチングまでの流れ
1.相談:空き家をお持ちの方や、空き家を借りたい方は、横浜市へ相談します。
2.登録:空き家や活用したい内容を登録します。
3.マッチング:横浜市が登録内容をもとに、最適な組み合わせを検討します。
4.対話:所有者と活用希望者との間で、直接対話を行い、具体的な内容を詰めます。
5.契約:合意に至った場合は、双方で契約を締結します。
制度を利用するメリット
空き家の所有者:
空き家の管理負担を軽減でき、地域貢献にもつながります。また、税金の優遇措置を受ける場合もあります。
活用したい団体・事業者:
低コストで活動拠点や事業スペースを確保できます。地域に根ざした活動を行うことができ、地域との連携を深めることができます。
地 域:
空き家が有効活用されることで、地域の活性化につながり、魅力ある街づくりに貢献できます。
空家の活用事例の紹介
地域住民が集まり、交流できるコミュニティスペースとして、空き家を活用するケースも少なくありません。子育て支援の場、高齢者向けの憩いの場、ボランティア活動の拠点など、地域のニーズに合わせて様々な活用が可能です。
一部にはなりますが、横浜市の空き家の活用事例をご紹介します。
南区中村町:おもいやりハウス
運営主体 | NPO法人 おもいやりカンパニー |
事業内容 | ・子育て中のお母さん、お父さん、子供たちの支援 ・高齢者の支援 ・買い物支援「ママ・マルシェ」 ・ランチとクレープの販売など |
建築物の概要 | 木造2階建住宅 |
港北区師岡町:カフェ&ランチ Flatふらっと
運営主体 | もろおか里山倶楽部 |
事業内容 | 一軒を改装したお店。 カフェ&ランチ営業の他、ミーティングや貸切パーティー、 ワークショップの開催に部屋の貸出を行います。 |
建築物の概要 | 木造2階建住宅 |
港南区日限山:サロットひぎり
運営主体 | 港南プラザ居場所を考える会 |
事業内容 | 「いつ行ってもいい」「誰がいってもいい」「何をしてもいい」。 ひぎり地域の皆様が気軽に立ち寄れて楽しめる場所。 |
建築物の概要 | 木造2階建住宅 |
制度を利用する上での注意点とサポート体制
マッチング制度を利用する際は、空き家の状態を事前にしっかりと把握することが大切です。
例えば、屋根が破損していたり、シロアリが発生していたりする場合、修繕費用がかかることがあります。また、周辺住民の方々に、空き家をどのように利用するのかを説明し、理解いただくことも重要です。
制度の対象となる空家
横浜市のマッチング制度の対象となるのは、横浜市内に所在する一戸建て住宅の空き家です。ただし、建築物の老朽化が激しかったり、法令に違反していたりするなど、利活用が困難な場合は、登録をお断りする場合があります。
空家・空地を活用してほしい方(空家の所有者)
横浜市では、空き家を有効活用するための様々なサポートを行っています。
また、空き家を改修するための補助金制度もあるようなので、まずは、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
空家の総合案内窓口 | |
時間 | 10時~17時(土日、祝日、年末年始を除く) |
電話 | 045-451-7762 |
場所 | ヨコハマポートサイドビル6階住まいるイン(京浜急行神奈川駅より徒歩5分) |
空家・空地を活用したい方(活動団体・事業者等)
横浜市では、地域の魅力を高め、活性化するために、空き家を様々な形で活用したいと考えています。あなたの素晴らしいアイデアを、ぜひ横浜市で実現させてみませんか?
横浜市市民協働推進センター | |
時間 | 平日:9時~20時、土日祝:9時~17時 |
電話 | 045-671-4732 |
場所 | 横浜市庁舎(中区本町6-50-10)1階の協働ラボ(大岡川沿い) |
まとめ
空き家問題は、私たち一人ひとりに深く関わりのある問題です。
しかし、同時に、地域を活性化し、より良い街づくりにつながる大きなチャンスでもあります。
この制度を活用して、あなたのアイデアで空き家を生まれ変わらせてみませんか?
横浜市には、あなたの挑戦を応援する様々なサポート体制が整っています。
もし、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ横浜市の窓口にご相談ください。
一緒に、横浜の街をもっと魅力的な場所にしましょう!