昭和バブル時代の分譲マンションの最先設備が困る!?

昭和のバブル期に建築されたマンションなどにセントラヒーティングや有線放送などの設備が完備された物件があります。今では使用できないけど付きっぱなしのまま…どうすればいい。

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当時は優越感もあったけど、今では不要の産物

分譲当時は、家で有線放送が聴けるなんて羨ましかった。

最新の音楽が聴けるけど、ちゃんとお金を取られてた。

管理費と修繕積立金以外に有料放送代や暖房費などの名目で毎月徴収されていました。

全戸に完備されているので、管理組合で一斉に止めないとやめられない。

そのようなマンションは最近では見かけなくなりましたが、少し前までは聴きもしないのに有線放送代金を徴収していたマンションもありました。

今回、売買に関わったマンションは昭和59年築の物件でメゾネット式マンションでした。

経過年数もかなり経っているのでリノベーションが必要です。

この物件には使われていないセントラルヒーティングが全室に完備してありました。

セントラルヒーティング

4LDKのマンションなので計5か所に、このようなセントラルヒーティングが設置されてました。

薄型ですが、使えないので邪魔です

できれば取り除きたいのですが、床から配管が通ってます

古いマンションにありがちな床下がコンクリートになっていてその下やコンクリートの中に配管が通ってます。

セントラルヒーティングを外すと床から配管だけがニョキっと出てます↓

コンクリートの中に完全に埋まってます。

出ているところだけ切ってしまえばいいと思うかもしれませんが

給湯器につながっていて、お湯を通して暖房していたので、切るとお湯が出てきてしまします。

また給湯器も浴室に設置してある給湯器なので、浴室・洗面台・キッチンなどの給湯器とつながっている設備をすべて取り壊して配管を入れなおさないとセントラルヒーティングの配管を取り外すことができませんし、コンクリートスラブを斫らないと引き抜くこともできません。

困りましたね。

だってマンションのコンクリートスラブは共有部分で斫ることはできないんですよ

ブロックなら大丈夫だったんですけど!

新築分譲した建設会社は配管を入れ替えるなんて考えて造ってないんでしょうね

結局、コンクリートの上に床上げして飛び出しているところを元から切って見えなくしました。

コンクリートは壊せないので、コンクリの中に配管は残して、給湯器の元から切断

別に配管ルートを作って、新しい設備をつくりました。

床暖房もフローリングを張り替えると、使えなくなる場合が多いですよ

団地マンションなど古い建物を買ってリノベーションを検討する場合は、購入してから思っていたリノベ工事が出来ないことが無いよう 購入前に管理組合に建物の設計図書で、どこまで解体できるか確認してから購入することをお勧めします。